高齢者有業率が高い長野県は長寿県 シニアビジネスの可能性を秘めている

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2009年5月20日 日本経済新聞

信州日経懇話会は19日、長野市内で例会を開き、中高年向け事業企画などを手がける村田アソシエイツ代表で東北大学加齢医学研究所特任教授の村田裕之氏が「本格化する高齢社会とシニアビジネスの可能性」と題して講演した。

村田氏は日本は世界一の高齢社会であると指摘、「高齢化の課題先進国であり、世界の中でもビジネスチャンスがいち早く顕在化してくる」と述べた。  

シニア市場で成功するためのキーワードとして、健康不安、認知症不安、携帯電話などの操作不便、癒しロボットなどに見られる孤独不安の「四つの不の解消」を挙げた。そのうえで、「自宅や職場ではない第三の場所を商品化することが大事」として、旅をテーマにしたカフェをビジネスモデルの一つと指摘した。  

また、長野県は高齢者有業率が高い長寿県であることなどから、「シニアビジネスの可能性を秘めている」と結んだ。

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