自分らしく元気にいきいきと!アクティブに年を重ねる方法、教えます

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名古屋リビング新聞社 にじいろ生活 20134月号

加齢による体力の低下や体の不調などで、外に出るのがおっくうになったり、食欲が減退したりすることもあるのでは? 年を重ねてもできること、年を重ねたからこそ出来ることはたくさんあります。アクティブに年を重ね、明るく楽しく生活する方法を紹介します。

 これから求められるのは「スマート・エイジング」という生き方

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「今、私たちの生活の中で、当たり前だと思われていた多くの“常識”が覆りつつあります」と話すのは、シニアビジネス分野のパイオニアであり、高齢社会研究の第一人者である村田裕之さん。

「例えば、カラオケやファミリーレストラン、スーパー、コンビニなどの市場は、従来の子どもや若者向けからシニア向けにスタイルを変化させ、売り上げを伸ばしています」

シニア世代の消費が日本経済の中心を担っていくことが予測される今、村田さんが特任教授を務める、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジング国際共同研究センターが提唱しているのが「スマート・エイジング」という生き方です。

「エイジングによる経年変化に賢く対処し、個人・社会が知的に成熟すること」がスマート・エイジングの定義。

「スマートとは“賢い”という意味です。つまり、スマート・エイジングとは“賢く年を加えていく”こと。私たちは生きている限り、必ず年をとります。そして、年をとることがいいことか悪いことかを決めているのは、実は私たち自身です。つまりそれは、年のとり方を主体的に選ぶことができるということ。年をとるにつれてそのまま朽ち果てていく生き方を選ぶのか。それとも、年を重ねるごとに賢く輝いていく生き方を選ぶのか。どうせなら後者の方がいいと思いませんか?」

いきいきと過ごすための秘けつは自分らしく生きること

では実際にどうしたらスマート・エイジングを実践できるのでしょうか?「元気にいきいきと過ごすためには秘けつがある」と村田さん。健康を維持すること、好きなことに取り組むこと、人の役に立つことなど様々な秘けつがありますが、何よりも大切なのは自分らしく生きること。

「人生は一度しかありません。自分に残された時間は自分の好きなことに取り組む、ということを意識してやらないと、自分らしく生きることは永遠にできないでしょう。

“好きなことがない”という人もいます。とくに男性は、仕事一筋で生きてきて、退職したらやることがない、行くところもない、何をしたらいいか分からない、という人が結構います。でも、必ず何かひとつは好きなことがあるはずです。これまでそれに取り組むきっかけがなかったり、自覚していなかったりしているだけなのです。まだ、好きなことがないと思っている人は、まずそれを見つけるところから始めてみてはいかがでしょうか」

スマート・エイジングという生き方

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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