2012年3月28日 日本経済新聞・中部版
中部経済産業局は27日、「新ヘルスケア・サービス産業創出懇談会」(座長・津下一代あいち健康の森健康科学総合センター長)の第1回懇談会を名古屋市内で開いた=写真。
ヘルスケアに関連した新たなサービス産業を生み出すことが目的で、経済界や自治体、学識経験者らが、目指す産業の方向性や課題について議論した。
懇談会では、東北大学の村田裕之特任教授が、高齢者の消費動向からみた新たな産業の可能性を指摘。下呂温泉観光協会の瀧康洋副会長は下呂温泉でのヘルスケアに関連した取り組みを紹介した。
中部経済産業局は新たな産業構造を生み出す「中部地域八ケ岳構造創出戦略」で、「新ヘルスケアは次世代自動車や航空機に続く峰(成長産業)になりうる」(紀村英俊局長)としている。5、6月に懇談会を開き、産業創出に向けた具体的な方策をとりまとめる。