“介護技術の革新”発信 アジア・経営者らでフォーラム

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2015年10月21日 高齢者住宅新聞

高齢者住宅新聞に10月9日開催のAAIF in Japan 2015コンファレンスの記事が掲載されました。以下に記事全文を転載します。

“介護技術の革新”発信 アジア・経営者らでフォーラム

アジア最大規模のシニアビジネスフォーラム「エイジング・アジア・イノベーション・フォーラム」(AAIF)の日本版が10月9日、都内で開催された。日本から10名のシニアビジネスの有識者・経営者が登壇し、国内外約100名の参加者を前に取り組みを発表した。

木下ケアプランニングの福元均社長は、介護現場でのコミュニケーションロボットの活用について発表。「ロボットによるコミュニケーションはアニマルセラピーと似ている」とし、利用者や介護従事者の両者に良い影響を与えていると述べた。当日は実際に導入している、「PALRO」「パロ」とのコミュニケーションも披露。聴講者がロボットと触れ合う一面もあった。

シルバーウッドの下河原忠道社長は、高齢者住宅での重要なケアとして「認知症ケア、口腔ケア、エンドオブライフケア」の3つを紹介。特に認知症ケアでは入居者が入居後も社会との接点を持ち続けながら生活できるよう支援していくことが重要だと述べ、イベントの様子や学習療法、音楽活動などを紹介した。

海外からは、シンガポール、香港、オーストラリア、マレーシアなどの介護経営者が参加。海外の聴講者からは「ロボットやIT技術といったテクノロジーをどうスタッフの定着率向上に繋げているか」「介護報酬が引き下げられて、事業にどの程度影響があるのか」などの質問が上がり、日本の経営者と意見交換する場面も見られた。

そのほか当日は、「シニアケア産業の最新動向」「介護ロボットなどによるイノベーション」「統合的アプローチ」「技術と経営の統合知」の4つをテーマに実践者が発表。

日本開催の中心メンバーの一人である、東北大学特任教授の村田裕之氏は「昨年開催時の参加者は全員が海外からだったが、今年は参加者の半数を日本から募り、両者のビジネス創出の場とすることを目的とした。海外からの参加者は特に介護事業運営などへの関心が高かったようだ」と語った。

高齢者住宅新聞

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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