産経新聞 2015年10月23日
産経新聞に『今さら聞けない」ことは「大人の家庭教師」にお任せ シニアの味方人気上昇中』という記事が掲載されました。私のコメントも最後に引用されています。
パソコンや料理、音楽などを自宅で学べる家庭教師がここ数年、シニアの間で注目を集めています。自分の都合に合わせて時間の設定ができるうえ、「今さら聞けないことを、こっそり学びたい」というシニアならではのニーズが人気を後押ししているようです。
都内の61歳女性の例では、薬膳料理を習っている。高血圧に悩む女性に講師がレシピを考案。1回当たり1時間半ほどで3~4品を仕上げる。
10月中旬のレッスンのメニューは、牛肉と長芋のニンニクじょうゆ炒めや杏仁豆腐の梨ソースがけなど4品。費用は1回90分で4785円(税別、材料費別)。
これだけの費用を支払えるのは、健康維持という命にかかわることだからと思われます。同時にそれだけの経済的余裕がないと難しいかもしれません。
講師を派遣したのは、「家庭教師のトライ」(東京都千代田区)を運営するトライグループ。同社は平成25年、大人をターゲットにした「大人の家庭教師」を首都圏でスタートさせ、今年4月から全国展開した。利用者の25%を50代以上が占めるとのことです。
ボーカルや水彩画などの「趣味」、テニスやゴルフなどの「スポーツ」、英会話や中国語などの「語学」、医療事務や簿記など「資格」の4分野で計約50講座があるそうです。特にシニア層に人気が高いのは、英会話や料理、ペン字など実生活にも役立つ分野とのことです。
以下、私のコメント引用部です。
シニアビジネスに詳しい東北大学の村田裕之特任教授(加齢社会学)は「今の60代は、人生を充実させるために複数の生きがいを持つ“複線型人生”を望む人が増えている。こうした人にとって家庭教師は、新たな世界に飛び込むきっかけとして需要があるのでは」と分析している。