わが国初の「カレッジリンク型」シニア分譲住宅が登場

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2008年8月号 月刊シニアビジネスマーケット

クラブ・アンクラージュ御影の開発にあたっては、㈱アンクラージュ、㈱タケツープロデュース(兵庫県尼崎市)、関西大学(大阪府吹田市)、(財)社会開発研究センター(東京都港区)などが連携しながら事業を推進してきた。

最大の目玉といえる「カレッジリンク学習プログラム」は、社会開発研究センター理事長・村田裕之氏の企画・監修のもと、関西大学・千里山キャンパスで実施する「オンキャンパス・プログラム」(同大学の2000超の講座を中心に展開)と、住宅内で開講する「オンコミュニティ・プログラム」(文学部の教授陣を中心に学外の有識者も招き、入居者参加型の運営を予定)を提供する。

村田氏は「米国では、約10年前から本格的なカレッジリンク型シニア住宅が登場した。若い学生と高齢者が学び合い、交流することで、他の高齢者施設に比べ入居者が要介護状態になる割合も極めて低いとの結果も出ている。日本でも、“学びたい”という意欲で結びつく人が集う、知縁コミュニティが今後、ますます求められていく」としており、今後の取組みが期待される。

なお、ケアレジデンスの介護サービスは、㈱かんでんジョイライフ(大阪市北区)に委託。また、訪問看護ステーションを設けるほか、09年4月には、施設内に「アンクラージュ御影 山手クリニック」が開設予定で、介護・医療サービスの提供にも万全を期す。

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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