大学と高齢者住宅との連携

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2008年10月号 月刊 生涯学習

大学と高齢者向けの集合住宅(以下「高齢者住宅」という。)が連携し、高齢者住宅の入居者に大学の学習プログラムを提供する取り組みが、本年七月に始まりました。

具体的には、関西大学、財団法人社会開発研究センター、株式会社アンクラージュの三者が連携・協力し、神戸市灘区に設置した高齢者住宅の入居者を対象に、①関西大学で、聴講生や科目等履修生、正規の学生として学ぶ「オン・キャンパス・プログラム」、②住宅内のホール等で開講される「オン・コミュニティ・プログラム」を中心とした学習プログラムを提供するものです。

(中略)

一方、「オン・コミュニティ・プログラム」については、施設の入居者が講座を企画し、関西大学の教員等を招聘して実施されます。また、入居者自身が、これまで学んできた成果を生かし、講座を開くことも想定されており、一方的な教育サービスの享受ではない、積極的な学習参加の仕組みがとられています。

(中略)

我が国初の本格的な取組事例として、関西大学等における本プロジェクトの成果が注目されます。

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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