大学と高齢者住宅との連携

新聞・雑誌

2008年10月号 月刊 生涯学習

大学と高齢者向けの集合住宅(以下「高齢者住宅」という。)が連携し、高齢者住宅の入居者に大学の学習プログラムを提供する取り組みが、本年七月に始まりました。

具体的には、関西大学、財団法人社会開発研究センター、株式会社アンクラージュの三者が連携・協力し、神戸市灘区に設置した高齢者住宅の入居者を対象に、①関西大学で、聴講生や科目等履修生、正規の学生として学ぶ「オン・キャンパス・プログラム」、②住宅内のホール等で開講される「オン・コミュニティ・プログラム」を中心とした学習プログラムを提供するものです。

(中略)

一方、「オン・コミュニティ・プログラム」については、施設の入居者が講座を企画し、関西大学の教員等を招聘して実施されます。また、入居者自身が、これまで学んできた成果を生かし、講座を開くことも想定されており、一方的な教育サービスの享受ではない、積極的な学習参加の仕組みがとられています。

(中略)

我が国初の本格的な取組事例として、関西大学等における本プロジェクトの成果が注目されます。

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