読売新聞 2013年1月28日 家計の知恵
祖父母のお金が子・孫の消費に回る
シニアビジネスに詳しい村田アソシエイツ代表の村田裕之さん=写真=に、3世代向けの商品やサービスが登場した背景について聞いた。
企業は、少子高齢化社会の中で、資金力のある祖父母が大切な孫のために、財布のヒモを緩めることを期待しています。また、長い不況もあり、若い世代の所得が減ったことが、特に住居の購入面で影響しています。資金のない若い世代は、親を頼り、同居や近居につながっているのです。
そして3世代が近くに住むことは、3世代でのレジャー消費へとつながります。祖父母は孫のため、率先してスポンサーになるのです。みんなにメリットがある3世代向けの商品・サービスは、今後も拡充されていくでしょう。