週刊現代 9月27日号
セロトニン活性を上げる「朝活」のすすめ
週刊現代の特集記事『医者いらずで100まで生きる「111の絶対条件」』に私への取材を基にしたコメントが掲載されました。私への取材は「寿命が決まる「朝の45分」にやるべきこと」の部分でした。
私がお話ししたのは「朝活」のすすめです。これは拙著「スマート・エイジング 人生100年時代を生き抜く10の秘訣」の「秘訣その6 リズミカルに活動する」をはじめ、多くのメディアや講演でお話ししてきたことです。
私の言う「朝活」とは、1)朝起きて太陽の光を浴びる、2)外に出て30分ウォーキングする、3)朝シャワーを浴びる、4)よく噛んで朝食を摂る、の4つです。これが脳内にセロトニンの分泌を増やし、コロナうつを解消するのに有効なのです。
朝シャワーは活動モードへのスイッチ
ちなみに、朝シャワーはセロトニンを増やすわけではありませんが、活動モードへのスイッチです。自律神経は寝ている間はリラックスの神経である副交感神経優位ですが、起きると活動の神経である交感神経が優位になります。
交感神経が優位になると自然免疫の一つであるNK(ナチュラルキラー)細胞の活性が上がることもわかっています。
朝活前にコップ一杯の水を飲む
記事中の他の医師のコメントに「朝起きた時は脱水状態なので散歩や運動などはしてはいけない」とのコメントがありました。起床直後は体内の水分が減っているのは事実なので、気になる方は、起床後に最低コップ一杯の水を飲むのがよいでしょう。
体内の水分が十分であればウォーキング自体には問題はなく、セロトニン神経系の活性化に加えて、有酸素運動として体内の脂肪分を燃やす効果があるので、健康増進のために有益です。