団塊世代へ「HOHO(ホーホー)」生活の魅力

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2006年4月17日 電通報 

団塊世代の定年退職後の動向が注目を浴びている。この世代には退職後も単に余生を送るのではなく、活動的な生活を求めたいという人が多い。そこで参考になるのが、いま、米国の六〇代に増えている「HOHO(ホーホー)」と呼ばれる新しいライフスタイルだ。

HOHOとはHis Office, Her Officeの略。会社を退職した夫、子育てを終了した妻が、各々のオフィスを家に持ち、自分の得意な仕事で、お金も稼ぎながら、余暇もしっかり楽しむ生活スタイルだ。従来SOHO (ソーホー、Small Office, Home Office) と呼んでいた在宅ワークの進化形だ。

(中略)

一方、こうしたHOHO型ライフスタイルは定年退職後に急に始めようとしても難しい。誰でもできる仕事ではそれほど稼げないからだ。だから定年前にそれなりの「準備」が必要だ。

定年前から自分の専門性を磨き、固定客を持てる水準になるのが望ましい。より大切なのは「精神面」での準備。男性はサラリーマンを長くやっていると、組織の枠の中で自分の専門性を磨く必要性を感じなくなる人も多い。

女性は子育て終了を機に何かやりたくても長く専業主婦をやっていると「社会復帰」がおっくうになりがち。組織や主婦といった外から与えられた枠を超え、自分の意思でやりたいことを選択するという意識改革が必要だ。

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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