講演録:超高齢社会の進展とシニアビジネスの要諦

生活協同組合研究26年2月号 新聞・雑誌
生活協同組合研究26年2月号

生活協同組合研究 2026年2月号 特集 第34回全国研究集会

トータル4時間30分、濃講演・事例報告をまとめた月刊誌が発行

昨年11月21日に生協総合研究所が主催した第34回全国研究集会「超高齢社会において生協が果たすべき役割を考える」の全講演録が、同研究所が発行する月刊誌「生活協同組合研究」に掲載されました。

集会当日の閉会挨拶で生協総研の和田専務理事より、次の総括を頂きました。

本日の講演では、村田先生の講演から3つの点について学びました。

第一に、要介護期間の縮小が介護人材不足への対抗処置であると同時に、介護保険等の社会保険料の軽減につながること。

第二に、不安、不満、不便という3つの不の解消が今後のシニア事業の展開においてのカギとなること。

第三に、それらを介護保険等に依存せずシニアビジネスを展開していこう、ということです。

2025年から5年後の2030年には、高齢者人口は3600万人を超え、2040年には3900万人のピークに達します。

この分厚いシニア層のニーズを組合員参加でミクロの視点でしっかりととらえ、くらしへの貢献をいかに進めていくか、ここが生協においても大きな課題だという提案として受け止めました。

当日参加者の声(ほんの一部)

  • とても内容が濃く、シニアビジネスについてのイメージが膨らみました。不(不安・不満・不便)の解消がキーワードとなる。多様なミクロ市場の集合体というビジネスとして手間は掛かるが経済規模の大きいボリュームゾーンである。これらを踏まえて事業を育てていきたいと感じました。ありがとうございました。
  • 要介護時間を縮めることが肝要。今元気な人(アクティブシニアをなるべく要介護者にしないことというご指摘は、今後の高齢社会を考えていく上でのひとつの大きなカギになると思いました。
  • 超高齢化社会にむけて健康寿命を延ばすのではなく、要介護時間を減らすという視点はすごいと思いました。シニアビジネスの可能性はまだまだ広がっていくと思います。生協として何ができるか今回のような視点を取り入れて考えていきたいと思いました。
  • 要介護期間の短縮は個人にとっても重要であるとともに、社会全体においても重要な課題であることがあらためて分かる。啓蒙だけでない、公的機関、企業の取り組みが求められる、ということがお話でよく分かった。個人としての自分にも大変参考になるお話だった。

もっと参加者の声を見る

講演報告:超高齢社会の進展とシニアビジネスの要諦 | 村田裕之の団塊・シニアビジネス・シニア市場・高齢社会の未来が学べるブログ
シニア市場とはマス市場ではなく「多様なミクロ市場の集合体」なので、生協組合員の多様な「不」の解決を「組合員参加型」で行うことが他の小売業に対する差異化戦略となる...

村田講演録の項目

  1. 超高齢社会の進展で何が起きるのか―2025年問題が注目された理由
  2. 超高齢社会の進展で何が起きるのか―2040年問題と必要な対策
  3. 2040年に要介護状態になった場合、何が起こるか?
  4. 2040年問題をビジネスの仕組みで解決する―カーブスの例
  5. シニアビジネスの要諦―自社の強みを生かした差異化
  6. シニア市場とは「多様なミクロ市場の集合体」

生活協同組合研究の入手方法

生協総合研究所の会員はご覧いただけます。会員以外の方も次から入手可能です。

生活協同組合研究 2026年2月号 Vol.601 | 刊行物 | CCIJ-公益財団法人 生協総合研究所
公益財団法人 生協総合研究所のサイト。生協の事業と活動および消費生活と生活文化の向上、協同と連帯の促進に関する総合的な調査・研究、教育・研修および助成等に関する...
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