FPジャーナル 2007年1月号

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2007年1月号 FPジャーナル
 
アンチエイジングという言葉が脚光を浴びているが、この言葉は年をとることを「衰退の過程」と捉えるネガティブな見方に基づいたもの。これに対して本書は第一線の精神科医が、年をとることを真の成長をもたらし得る「発達の段階」であることを、最新の研究データや「年をとってから」活躍した有名無名様々な人々のエピソード(65歳過ぎに論文を発表したフロイト、94歳で開花したアーティストなど)を織り交ぜながら解き明かしている。

本書で述べられる多くの「加齢に関する新事実」は、定年やリタイアメントの意味を問い直す。これからは退職者のお金のプランに加えて、時間のプランのための社会的ポートフォリオを作ることも大切だと指摘。FPとしても読んでおきたい一冊だろう。

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