いくつになっても意気揚々 スマートシニアが市場をけん引する

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2010年6月6日 ハウジング・トリビューン5月28日号 特集 生活創造者がリードする日本の住まい 

もはや高齢者市場として一括りにはできないマーケットに  

団塊世代が高齢期に差し掛かり、高齢者の消費行動は多彩になっています。団塊世代は多様な価値観を持つ世代です。このため、高齢者市場として一括りにはもはやできなくなっているのです。そういう意味で、「多様なミクロ市場の集合体」と言えるでしょう。  

また、貯金や資産はありますが、フローとして入ってくるのは、年金だけです。人は貯金があっても収入が減るとお金を遣いたがらなくなるものです。

さらに言えば、住宅などもそうですが、欲しいものは一通りすでに持っているので、すぐに買わなくても我慢できます。

一方、モノは余っていますから、選択肢は多い。買う場合でもよく見比べてから決めます。昔のように新聞広告でどっと人が集まるというようなことはありません。  

これからの高齢者市場は、そんな「スマートシニア」が牽引していく時代になるでしょう。賢く、知的で、格好良く老後を生きるシニアという意味です。

(本文より抜粋)

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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