読売新聞 2007年4月19日号

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2007年4月19日号 読売新聞

東北大100年
 
 
団塊世代の大量退職時代を迎え、東北大は学内の研究成果をもとに、定年退職後のシニア向けビジネスを企画・商品化することを目指した新事業「スマートエイジングプログラム」を始めた。これまで、高齢者に関する研究は医学や工学など各研究室ごとに行われてきたが、縦割りを排除して連携することで、商品化などのビジネス展開を図る。

(中略)

先月には、同大片平キャンパス内にスマートエイジングプログラム推進室を設置。庄子哲雄理事が室長、村田裕之特任教授が副室長に就任した。これまで、学内に事業テーマを公募したところ、新しい認知症診断技術の開発など理系・文系双方から計46のテーマが集まった。

(中略)

財団法人社会開発研究センター(東京都港区)理事長を務める村田特任教授はこれまで、中高年女性を対象にした新しい形のフィットネスクラブの国内導入や、関西大のカレッジリンク型シニア住宅の企画などに携わってきた、シニアビジネスの国内第一人者。「日本は他の先進国に比べても高齢化率が高く、いわば世界のフロンティア。東北大から多くのシニアビジネスを花開かせ、世界にも情報発信したい」と意欲を見せている。

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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