開所後の要介護率が3%未満と極端に低い

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2007年4月14日特大号 週刊ダイヤモンド 特集 驚愕の少子高齢化 教育はこう変わる!

関西大学文学部は、高齢者向け共同住宅の入居者を対象にした講座を08年度から開設する。対象者は、兵庫県尼崎市の中堅ディベロッパー、アンクラージュが神戸市灘区に建設中のカレッジリンク型シニア住宅「クラブアンクラージュ御影」の入居者だ。

(中略)

「米国の老人ホームはリタイアメントコミュニティと呼ばれ、大学と結び付いたカレッジリンク型はすでに20ヵ所程度、準備中も入れれば40ヵ所はある」

そう語るのは、このプロジェクトの提唱者である財団法人社会開発研究センターの村田裕之理事長だ。「米国では、通常の老人ホームでは開所後5年で入居者が要介護 となる率は10%を超える。ところがカレッジリンク型老人ホームでは、開所後の要介護率が3%未満と極端に低い」と村田理事長は言う。知的刺激や若い世代との交流などが、脳に好影響を与えていると想像される。

(中略)  

確かに、こうしたバイタリティ溢れる高齢者たちが大学のキャンパスを閑歩し、互いに議論を戦わす間柄になれば、若い世代にもよい刺激を与えるに違いない。

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