歓迎シニア世代 少子高齢化時代の大学像

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2007年6月18日号 日本経済新聞 夕悠関西

「本気で学ぶ人を受け入れたい。世代を超えて交流し、長年培った知識や経験を伝えてほしい」。関西大学の芝井敬司副学長が5月末、大阪市内のホテルに集まった約140人の50代以上のシニア層に呼び掛けた。関西大が住宅メーカーなどと進めるプロジェクト「カレッジリンク型シニア住宅」の説明会だ。70代や80代の参加者も少なくない。

カレッジリンク型シニア住宅とは、大学などが高齢者向けの住宅を準備し、入居者は若い学生と一緒に大学の講義を受講。サークル活動にも参加する。計画を立案した社会開発研究センター(東京)の村田裕之理事長によると、米国では20校近い大学のキャンパス内にシニア向け住宅があり、入居者の要介護率が低下する効果も報告されているという。

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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