Health Management Volume 15 – Issue 1, 2015 – Cover Story Ageing
欧州のHealth Management誌に「Smart Ageing: A strategy for the super-aged society」を寄稿
欧州のHealth Management誌の最新号に「Smart Ageing: A strategy for the super-aged society(スマート・エイジング:超高齢社会への戦略)」と題した拙稿が掲載されました。
Health Management誌は、欧州で6万部発行され、全世界で読まれているヘルスケア分野のリーディングジャーナル。最新号のカバーストーリーのテーマは「Ageing(エイジング、加齢)」です。
6つの寄稿が掲載されていますが、1番目はEuropean Union Geriatric Medicine Society (EUGMS、欧州老年医学学会) 代表の方のインタビュー。拙稿はその次に紹介されています。彼らの関心の高さを示していると言えましょう。
実はこの原稿依頼を受けた時、あまりに忙しかったので、締め切りを大幅に過ぎてしまい、何度も寄稿を辞めようと思っていました。しかし、編集者の方から次の言葉をいただき、何とか踏ん張って提出にこぎつけました。
Europe and the US look to Japan for guidance and best practice on healthy ageing, the work done in healthcare and research is exemplary. Your country has the most ageing society in the world and you are an internationally renowned expert in this field.
欧州と米国は日本を健康的なエイジングのガイダンスとベストプラクティスとして日本を見ており、ヘルスケア分野における研究は賞賛すべきものがあります。あなたの国は世界で最も高齢化が進んでおり、あなたはこの分野において国際的に知られた専門家です。
欧州と米国は日本を健康的なエイジングのガイダンスとベストプラクティスとして日本を見ている
この言葉の後半はともかく、前半は私たち自身が自負しているものの、言葉の壁で海外への情報発信が少なくなりがちです。
しかし、こういう機会こそ、絶対に活用すべきと思い、何とか執筆することにしました。実際、本当にしんどかったのですが、こうして形になると「やっぱり寄稿して良かったなあ」と思います。
また、この原稿を執筆しながら、2009年に川島隆太教授と共に東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターを立ち上げた時のことを思い出し、私自身もあの頃の想いを再確認することができました。
何に取り組むにしても、それに対する「想い」がなければ、仏作って魂が入りません。この意味で私自身の初心を確認するよい機会となりました。
次のサイトで寄稿全文が読めます。
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