金がなくても幸せな老後 完全検証

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金がなくても幸せな老後 完全検証

2026年8月31日 週刊大衆9月14日号特集

伊達みきおさんの脳梗塞入院と脳卒中予防の取材

お笑いコンビ、サンドイッチマンの伊達みきおさん脳梗塞で入院したことが話題になっています。

実は、このニュースとは関係なく、8月上旬に週刊大衆から表記特集の取材を受け、脳卒中(うち7割が脳梗塞)予防の大切さを話していたところでした。8月31日発売の9月14日号特集に掲載されています。

「幸せな老後」を支える健康の土台

そもそも取材での質問は「幸せな老後を送るには何が大切か」でした。歳をとっても人の役に立っている、日々成長できているなどの実感を持てることだ、と私は答えています。

その実行のためには健康第一で、なるべく要介護にならないことが必要だとして、そのためには、特に男性は脳卒中予防が最優先であると話していました。

男性の要介護原因第1位:脳卒中のデータ

実際、男性が要介護になる原因の4分の1が脳卒中です。脳卒中のうち70%が脳梗塞、20%が脳出血、10%弱がくも膜下出血です。

脳梗塞には主にアテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞、心原性脳塞栓症の3つのタイプがあります。伊達さんの場合は、アテローム血栓性脳梗塞またはラクナ梗塞のいずれかと思われます。

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若くても油断禁物!生活習慣病の恐ろしさ

伊達さんの場合は51歳とまだ若いですが、脳卒中の多くは生活習慣病が原因なので、高齢者でなくても生活習慣によって簡単に罹患してしまいます

ネット情報によれば、かなり以前から高血圧で、上が200、下が140という相当やばい高血圧で、降圧剤を常用していたとのこと。

半年ほど前から体調不良を訴えており、目やにが多く、視野が2重に見えるなど目の状態が悪化していたようです。

高血圧・高血糖・喫煙が招く動脈硬化のリスク

ネット上には出てきませんが、恐らく糖尿病がかなり進んでいたものと予想されます。食べ歩き番組にも結構出演していたらしく、ラーメンなども汁も全量平らげるなど、糖質摂取量も半端でなかったようです。

さらに、かつては約30年間、1日40本近く吸うほどのヘビースモーカーだったとのこと。高血圧、糖尿病と合わせて動脈硬化を悪化させる生活習慣だったことも今回発症した背景です。

今日からできる脳卒中予防:ウォーキングと血圧測定

週刊大衆の記事では、予防策としてウォーキングを勧めています。高齢者なら1日6000歩以上、成人なら1日8000歩以上が目安です。

伊達さんの場合は、まず糖質摂取量を減らして血糖値HbA1c値を6未満に下げることです。悪玉コレステロール値は不明ですが、恐らく高めと思われるので、高血圧と合わせてこの是正も必要です。

また、講演でよくお話しするのは、毎日起床後に血圧を測り、自分の数値の傾向を知っておくことです。これをやるだけで、脳卒中はかなり予防できます。

中高年に有酸素運動が必要な理由|生活習慣病予防と健康寿命を伸ばす歩き方
有酸素運動は生活習慣病改善・予防の第一歩。お勧めは「有酸素運動」です。厚生労働省の「身体活動・運動ガイド2023」では、成人は1日8,000歩、高齢者は1日6,000歩を目標としています。有酸素運動の最大の利点は脂肪燃焼効果。糖尿病や脂質異常症の改善・予防に有効です。
この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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