2006年12月6日号 フロンティアエイジ
年重ねるほど創造性は増す
注目の邦訳版刊行
わが国初の試みとなるカレッジリンク型シニア住宅(本紙11月号1面で紹介)に取り組む財団法人社会開発研究センターの村田裕之理事長が共訳に携わった『いくつになっても脳は若返る』(A5判254ページ=ダイヤモンド社)がこのほど出版された。
ジョージ・ワシントン大学加齢健康人文科学研究センター所長のジーン・D・コーエン教授著『The Mature Mind』の日本語版。脳科学の最先端の知見と精神科医35年の臨床経験から「年を重ねるほど問題解決能力や創造性が身につく」ことを明らかにしている。村田氏は「加齢を食いとめるアンチエイジング論とは違って視野が広い」という。野田一夫・多摩大学名誉学長が監訳、日野原重明・聖路加国際病院理事長らが推薦文を寄せている。