読売新聞関西版 2014年2月13日
家電におけるシニアシフトの動向
読売新聞関西版「最新家電にシニア視点」というタイトルの記事で、以下の通りコメントが掲載されました。
シニアの消費行動に詳しい東北大特任教授の村田裕之さんは「家族の人数が減り、加齢による体力の低下や健康不安を覚えるシニアにヒットする家電の特徴は①小口化②軽量志向③健康志向――が備わったものだが、まだ数は少ない。高齢化が進む中、シニアが使いやすい条件を満たした製品には注目が集まっており、今後、市場が拡大する可能性がある」としている。
家電業界はシニアシフト対応が遅れ気味でしたが、ようやく昨年頃からシニア視点を考慮した商品が少しずつ登場しています。今回の記事で取り上げられていたのは、次の商品です。
1. 小型炊飯器:三菱電機 本炭釜3.5合炊き、タイガー魔法瓶 土鍋IH炊飯ジャー3合炊き
2.一杯ずつ抽出するコーヒーメーカー:UCC上島珈琲 ペリカプラス
3.小型軽量掃除機:パナソニック プチサイクロン
これらの商品はシニアだけでなく、それなりの品質を求める独身の方にも受けそうなものになっています。ただ、小型の割に(小型化して高性能にしているために)価格が高めなので、経済的に余裕のある年配層が購入すると思われます。