週刊東洋経済 2013年3月2日号 特集 2030年あなたの仕事がなくなる
週刊東洋経済に私のコメントが掲載されました。ただし、「3つのE」については、私の考え方とまったく異なる形で引用されていますのでご注意ください。東洋経済さん、しっかりしてくださいね!
拙著『シニアシフトの衝撃』をお読みの方はお分かりと思いますが、シニア世代に「解放型消費」が起きるには、商品・サービスに次の「3つのE」が関係していることが重要です。1つめが「わくわくすること(Excited)」、2つめは「当事者になること(Engaged)」、3つめは「勇気づけられたり、元気になったりすること(Encouraged)」です。
「解放型消費」とは、衝動、欲求、憧れなどインナープッシュと呼ばれる自己解放を促す精神のエネルギーが消費のきっかけになる消費をいいます。この「解放型消費」は、60代前後に音連れ安い傾向があります。
理由の1つは、前述のとおり、脳の潜在能力が発達し、新たな活動や役割に挑戦するエネルギーが湧きやすくなっていること。もう1つは、この時期には退職や子育て終了、親の介護の終了などライフステージが変わりやすいためです。