間違いだらけの親孝行ビジネス

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週刊ダイヤモンド 2011年3月5日 号  特集 今、親のためにしたいこと

title_wdiamond_110228週刊ダイヤモンド特集「今、親のためにしたいこと」に村田のコメントが掲載されました。

親孝行がブームになるというのは、何か世の中がおかしい気がしますが、それが今の現実なのでしょう。こうした動きは、必ず商品を売りたい側の企みが背景にあるので、安易にそれに乗せられないように注意すべきです。

「作り手側の勝手な思い込みで開発された商品があまりに多い。お仕着せのサービスではなく、『会いに来てほしい』『声が聞きたい』など親の要求を満たすようなサービスを起点に、ビジネスにつなげるべき」と、数々のシニア事業開発に携わった村田アソシエイツの村田裕之代表は言う。

単なるモノだけでも子どもからのプレゼントなら親は喜んでくれるだろうが、そこにひとこと言葉が添えられたり、音声が吹き込めるとしたら、親はより喜んでくれるだろう。子どもにとっても面と向かって親に気持ちを表現するのは照れくさいが、それをうまく伝えられるものならニーズが大きい。とにかく、親子のコミュニケーションを促進するものでなければ意味がない。間違った親孝行の押し付けに陥らないよう注意が必要だ。

(本文より抜粋)

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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