2023年7月7日 毎日新聞電子版
開始7年経ってもシニアに根強い人気のポケモンGO
7年前の今日、ポケモンGOが始まりました。その記念日を狙った特集記事が毎日新聞電子版に掲載されました。実はこの特集記事は私が取材協力をしています。
私のブログのポケモンGOに関する次の記事はGoogleでトップにランクされるほどよく読まれており、記事を読んだ記者の方から協力依頼があったためです。
記事中、23年5月現在のポケモンGOの年代別利用割合のくだりがあり50代18.8%、60代以上10.9%で両者を足すと29.7%で3割近くを占めるとありますが、私の皮膚感覚ではこれよりも多いと思います。
月20日以上利用するヘビーユーザ年代だとシニアが4割
記事ではその後に、月20日以上利用する年代だと50代以上は4割を占めると書いてあり、実態はこれに近いかこれ以上と思います。
ポケモンGOは、シニアがITデバイス(スマホ)を活用するシニアビジネスの最初の成功事例です。
また、ポケモンというキラーコンテンツでシニアユーザーを爆発的に増やしたシニア向け会員制サービスの成功事例でもあります。
ナイアンティック社はもっとユーザーの不満の声をよく聴くべし
一方で、開始から7年が経過し、さすがのシニアにも飽きられてきている面もあります。開発元のナイアンティック社は、もっとユーザーの不満の声をよく聴くべきでしょう。
バージョンアップのたびに新たなバグが出ること、レイドアワーのボスポケモンが同じものの使い回しが多いこと、バトルの戦力にならないつまらないポケモンが多いこと、初期の頃育てるのが大変だったポケモン(ギャラドスなど)を野良に放出するようになったこと、など、挙げるときりがありません。
シニアビジネスの基本は「不の解消」であることをナイアンティック社も心得て、いつまでも使いたくなるように改善を続けてください。そうでないと、一番のロイヤルティ・カスタマーであるシニアの気持ちも離れていくでしょう。
なお、取材に協力頂きました溝田弘美さん、齋藤 左恵子さん、ありがとうございました!