加齢科学、ビジネスに活かす 企業内専門家を養成

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高齢者住宅新聞4月25日号

東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター(仙台市)は4月11日、東北大学スマート・エイジング・カレッジ(以下SAC)東京第4期で、シニア向け事業の企業内専門家「エイジング・サイエンティスト」を養成するプログラムを開始した。

東北大学SAC東京は、企業の健康寿命延伸ビジネス開発を支援する「事業支援カレッジ」として2015年4月にスタート。プログラムにはシニア向け事業に取組む大手・中堅企業60社の新事業開発担当者が参加する。

4期目初回は、東北大学加齢医学研究所の村田裕之特任教授が、老化研究の拠点となっている同研究所の歴史やミッションについて解説。次いで、同研究所所長の川島隆太教授が「スマート・エイジング概論」と題し、最先端の脳科学研究についてレクチャーした。

「齢をとることは人間の発達であり成長=スマ-ト・エイジング」との認識の必要性を提唱。日本の高齢化の状況には前例がなく「日本の処方箋は、海外展開のキラーコンテンツになる」とした。講義後には両教授と参加企業との間での質疑応答、活発なディスカッションが行われた。

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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