2014年6月4日9:50~11:25 フジテレビほか全国16局ネット
「親の認知症に備えよ」をテーマに解説
明日6月4日のフジテレビの朝の情報番組「ノンストップ」にゲスト出演することになりました。
この番組では曜日ごとに特集コーナーがあり、今回は水曜日「人生ドック」というコーナーで、「親の認知症に備えよ」をテーマに解説します。
2012年に発表された厚労省研究班の推計では、65歳以上の認知症高齢者は462万人。実はこの数値が発表されるまで、65歳以上の認知症高齢者は208万人という数値が使われていました。しかし、精度の高い診断を加味した推計により、一挙に倍以上の数値に跳ね上がりました。さらに、認知症予備軍を入れると800万人とのことです。
ちなみに、アメリカの認知症人口は450万人と言われています。アメリカの総人口は2012年現在で3億1,390万人なので、認知症人口率は1.4%。一方、日本の総人口は1億2,760万人なので、認知症人口率は3.6%とアメリカの2.6倍となっています。
また、警察庁によると、認知症が原因で行方不明になったとの届け出は12、13年とも約1万人に上ったとのこと。私の住んでいる地域でも、最近、市役所が行方不明になった高齢者の情報を頻繁に流すようになりました。昔は行方不明者と言えば子供だったのですが、こんなところにもシニアシフトの波が押し寄せています。
これだけ認知症が「日常化」してくると、現役世代にとって気になるのは、親が認知症になった時にどうすればよいのかです。これについては、すでに多くの書物があり、私自身も拙著「親が70歳を過ぎたら読む本」(ダイヤモンド社)や「認知症に勝つ」(文藝春秋Special)などで解説してきました。
しかし、40代、50代の現役世代の人は、仕事が忙しいせいか、認知症についての知識や理解が乏しいのが現状です。そして、自分の親に何かがあって、初めてその対処に着手する人がほとんどと言っても過言ではありません。
今回の番組では事前に知っておきたい情報、そして、もし親が認知症とわかった時にどう対処すればよいのかについてお話をする予定です。
6月4日9:50~11:20 フジテレビ系ですので、よろしければご覧ください。会社勤めのある方は、録画でご覧ください。
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