90歳の現実 100歳の現実

週刊現代_90歳の現実、100歳の現実 新聞・雑誌
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週刊現代 97日号 【週現スペシャル】

世の中で予測可能なことは実現する

週刊現代の90歳の現実 100歳の現実に、私のコメントが引用されました。

2012年の日本人の平均寿命は女性が86.41歳で世界一、男性が79.94歳で世界5位。日本は世界でトップクラスの長寿国です。特に女性は近い将来、平均寿命90歳が現実になると予想され、100歳を超えるセントネリアンも珍しくなくなる時代がそう遠くない時期に訪れそうです。

週刊現代の【週現スペシャル】は、毎号、時代の一歩先を見据えたテーマを取り上げ、読者に問題提起をするコーナー。今回のテーマ「90歳の現実 100歳の現実」には、長生きはいいことばかりでも、悪いことばかりでもない———— いつか、これがあなたの現実になる、というキャッチがついています。

「世の中で予測可能なことは実現する」という言葉は、私自身もこれまで実際に目の当たりにしてきました。今回の「90歳の現実、100歳の現実」という予測は、近未来にどれだけ現実化するのかのシミュレーションの材料として価値があるのではないでしょうか。以下、引用コメント部分です。

今後は足腰が弱らないような体作りをあらかじめする食事サービスが出てくる

高齢化時代のビジネス事情に詳しい村田アソシエイツ代表で東北大学特任教授の村田裕之氏はこう語る。

「超高齢者でも楽しく暮らせるための商品・サービスはまだまだ出てきます。たとえば食事ですが、現在は自宅に食事を届けてくれる宅配サービスがあります。これは日常生活では自立できているけれども、足腰が弱ってきて遠出が難しい人向けと言えます。

今後はもう一歩進んで、あらかじめ足腰が弱らないような体作りをする食事サービスが出てくる。栄養価やバランスを計算して、60代、70代から超高齢になっても体の弱らないものを提供するわけです」

このように、日常生活に関しては90歳でも100歳でも快適に日々を送れる商品・サービスが次々と登場している。一方で、90歳、100歳まで生きるとなると、その長い人生の時間をどう楽しんで過ごせるかも考えたいもの。前出の村田氏はこう話す。

「『あきらめない旅』という切り口のサービスが増えており、とくにクラブツーリズムやニッコウトラベルなどの会社は積極的。車椅子の利用者でも参加できるツアーや、高齢でも北極海まで行ってオーロラを見られる旅などにも取り組んでいるといいます」 

シニアシフトの衝撃

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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