2009年2月 東北大学スマート・エイジング国際共同研究センター
AARP(エイ・エイ・アール・ピー)とは旧称American Association of Retired Personsの略で、50歳以上の会員4,000万人(当時)をもつ世界最大の高齢者NPOです。日本では全米退職者協会と呼ばれてきました。
このたび、AARPと東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターとが包括的学術協定を締結しました。日本の大学がAARPと公式な協定を締結するのは初めてのことです。
AARPは、グローバル・エイジング・プログラムという世界各国の高齢化研究を進めており、日本についても相当研究しています。しかしながら、これまで日本に拠点がなかったため、学術面での活動が中心とはいえ、日本に拠点ができることは彼らにとっても有益なことです。
11月29日にはこの学術協定締結を記念して、特別セミナーの開催を予定しています。AARP Office of Academic Affairsディレクターで本学客員教授を務めるHarry Moody博士をお迎えします。
Moody博士は、加齢学分野の研究論文、著書も多く、加齢学分野の著名論文のEditorial Boardを多数担当するなど米国のエイジング研究、教育に多大な業績を上げている著名研究者です。
Moody博士はAARPの対アカデミア窓口組織の責任者として加齢学分野での学生のキャリア教育、加齢学と産業や公共政策を結びつける活動を行っているだけでなく、米国の加齢学分野の産業界・学界に広範な人脈をもつ方です。