今後求められていくのは『明るい出会い』の場

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CIRCUS 2006年6月号

「よく『団塊世代向け』と銘打った商品を見かけますが、そうした商品は売れません。団塊世代向けという決め付けたラベルを貼らずに、ターゲット顧客個人の変化、たとえば老眼になるなど加齢に伴う肉体の変化などの、ミクロな変化をよく研究して商品を提示するのがよいのです」

(中略)

「私は情報武装した賢い年長者を『スマートシニア』と呼んでいます。年長者は一般に知識や判断力が備わっている。これに加えて、パソコンなどで情報武装され、もっと賢くなっていく。インターネットの普及率は60代以上では3割程度ですが、団塊世代を含む50代だと7割程度と高い」

(中略)

「健康不安、経済不安など“不の解消”に繋がるサービスはビジネスになりやすい。一方、現役を退くと人との付き合いの幅が狭くなる。だから、今後求められていくのは『明るい出会い』の場。アメリカではバツイチどうしの出会い仲介サービスがビジネスになっているが、日本ではこうしたサービスはあまりオープンにされない。ただ、日本でも趣味系のサークルと関連させたパッケージツアーなどでは、そうした出会いを求めて参加する年長者も多いのです」

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