フィナンシャルジャパン 2007年2月号

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2007年2月号 フィナンシャルジャパン

特集 団塊世代の幸せなお金の使い方
 
大量に供給され始めた「団塊向け」のレジャーサービスは、その大半は企業側が考えたもので、受けて側の団塊世代には満足を得られないものも多いでしょう。よって、選ぶ側に選択眼が必要になります。

それではどう選べばいいのでしょうか。私はいつも、団塊世代の方には職場でも自宅でもない「第三の場所」を、趣味でも仕事でも活用できる自分の居場所として見つけるようにとお話ししています。

次に「老後には趣味が必要」という強迫観念から無理に趣味を探さなくても、自分が納得するものを見つけられるまでのんびりと探せばよいと、助言しています。

(中略)

「老後の娯楽や趣味を探さなければならない」と無理して探す必要はありません。今後はいまの会社で働きながら、給料が下がる分、手に入る自由時間を使って離職後に本当にやりたいことを探せばよいのです。私はこれを「リタイア・モラトリアム(猶予期間)」と呼んでいます。会社の肩書きを持ちながら、ある程度自由時間も持てる期間というのはこれまでのサラリーマン生活にはなかったことです。この期間をうまく活用すべきです。

(中略)

レジャーの「目利き術」
●「リタイア・モラトリアム」の期間を最大限に活用して、
  自分に相応しいサービスを選ぶ。
●「リタイアしたから」と、
  今までやらなかったことに無理してチャレンジしない。
●単なる娯楽だけでなく、
  後半生の目標づくりに結びつくような「きっかけレジャー」を選ぶ。

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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