「女性専用」は男性差別か?

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2006年7月17日号 AERA

世の中に続々と増えつつある「女性専用」の波について、村田がコメントをいたしました。 

新規ビジネスに詳しい社会開発研究センターの村田裕之理事長は、「女性専用」とうたう最大の効用は、女性が男性の視線を気にして躊躇してしまうような商品やサービスへの敷居を下げることだ、と指摘する。 不用意な姿を男性に見られたくないという女性心理をうまくとらえた成功例が、米国系の女性専用フィットネスクラブ「カーブス」だ。昨年の日本進出以来、全国で138店舗と急成長している。

(中略)

確かに、何でも「女性専用」にすればいいというものではない、と言うのは前出の村田理事長だ。 「性別で分ける合理性がなければ、差別ととらえるリスクがあるでしょう。公共の場所はだれでも使えるようにするという発想が普通なので、女性専用の店があれば、『なんで』という声があがる。映画館なども、割引の対象を性別で一律に分けるのではなく、利用回数が多い人を優遇する『マイレージ』方式なら不公平感がない」

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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