「自分ミッション」のすすめ

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「自分ミッション」のすすめ

9月13日 茨城新聞、愛媛新聞、神戸新聞

9月21日の敬老の日に合わせて、標題の寄稿が複数の新聞に掲載されました。(茨城新聞9月7日、愛媛新聞9月8日、神戸新聞9月12日)

私がシニアビジネスの専門家として歩み始めた1999年の敬老の日(当時は9月15日)に朝日新聞の論壇に「スマートシニアと新市場」という小論を寄稿しました。

そのなかで、来る超高齢社会でのアクティブシニア市場の到来を予想し、近未来にスマートシニア(情報武装した賢い高齢者)が増えていき、新市場が生まれていくことを述べました。

あれから20年余りが経過し、ほぼ予想通りの結果となり、情報化の進展がシニアの活躍機会を間違いなく増やしました。

数年前から「人生100年時代」という見方が登場しました。この見方が登場する以前は、金融機関のマネープランから老人ホームの償却年数まで「人生80年」を基準に設計されていました。

「人生100年時代」では、65歳で定年退職した後に平均35年の時間があります。この長い時間をどのように過ごすのかが、全ての人にとって課題になっています。

中高年の方が前向きにセカンドキャリアを歩むためには、収入も大事ですが、いくつになっても日々自分の成長を実感できることが重要です。そのために私は「自分ミッション」を持つことをお勧めしています。

「自分ミッション」とは私の造語で、それまでの「会社ミッション」に代わり、これからの人生で自分は何のために何をやるのかを定めるものです。会社中心生活が長いほど、退職後何をすればよいかわからない人が多いからです。

寄稿では、高度成長期を担った団塊世代の典型的な会社人間の男性が、どのようにして退職後に自分ミッションを見つけ、深めていったかをお話しました。

退職者にとってはブログやSNSなど自分を表現するツールの習得が自分ミッションの深堀に役立ちます。またネットなら地方でもハンデはありません。

ウィズコロナの時代はオンラインで社会との接点を持ち続けるスキルが有用です。道具が意識を進化させると言います。自分に合った情報発信ツールを徹底的に使いこなすことで自分ミッションを見つけ出し、やりがいのあるセカンドキャリアを切り開いて頂きたいと思います。

スマート・エイジング  人生100年時代を生き抜く10の秘訣  秘訣その8 お金を稼げるために「自分軸」で生きる

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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