団塊・シニアビジネス「7つの発想転換」Kindle版が発売

シニアビジネス

シニアビジネスのバイブルが電子書籍化

かつてダイヤモンド社から上梓した拙著『団塊・シニアビジネス「7つの発想転換」』Kindle版が2016年3月14日から発売されます。

この拙著は、2006年1月16日、つまり今から10年少し前に出版されたものです。当時としてはかなり斬新な内容でしたが、残念ながら数年後に絶版になってしまいました。

それが10年の歳月を経て、電子書籍の形ながら、再度発売されることになったのは著者として素直に嬉しいです。

率直に言えば、拙著で取り上げている事例のいくつかは、今となっては古いものもあります。しかし、拙著で示した考え方については、現在でも通用するものがほとんどだと思います。

シニアビジネスの「壁」の半分は「新規事業の壁」

近年シニアビジネスに取り組む企業が増えたため、私のところに多くの方から相談が寄せられます。そのなかで未だに多くの企業で見られるのは、既存事業(プロフィットセンター)が存在するなかで新規事業としてシニア向け事業に取り組む際の「社内の壁」です。

これは、まさに拙著の第7章「新規事業の目的を変えよ」で指摘した「新規事業の壁」そのものです。企業組織の壁と言ってもよいほど根源的な課題です。

それでも新事業を成功させるために、私自身がかつて大企業で新規事業開発で長年悪戦苦闘してきた体験をもとに、その壁を乗り越えるためのヒントを書き記したものです。

加えて、この拙著で最も言いたかったことは、実は「終章 スマートシニアの時代」と「エピローグ シニアビジネスで世界のリーダーになれる日本」に書いてあります。

今でこそ多くの人が「高齢社会の課題先進国・日本のノウハウを海外に輸出せよ」などと言うようになりましたが、その原点はこの拙著にあると自負しています。

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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