書評:シニアビジネス「多様性市場」で成功する10の鉄則

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2004年7月1日  日本経済新聞

団塊世代を含めたシニア市場を解説する。 百兆円市場ともいわれ、企業の新事業ターゲットとして注目されているが、著者は「シニア市場は複雑である」と断言。顧客を一つの「カタマリ」と見なし、大量生産、大量流通、大量販売する従来のマス・マーケティングが、シニア市場では通用しないと説く。

多様な価値観を持つ団塊世代が、「カタマリ」を壊す団「壊」世代に変化しつつあるからだ。マス・マーケットと異なる市場をどう攻略するか。

著者は多様性市場で成功する十の鉄則を列挙。鉄則の一つである「顧客の声なき声に深く共感してサービステーマを決めよ」では、潜在需要発掘へ、たゆまぬ努力を企業に求めている。(ダイヤモンド社・1600円=税抜き)

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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