運転免許返納 優遇幅広く バス無料やシニア割引

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読売新聞大阪版 2015年6月12日

6月12日の読売新聞大阪版くらし家庭欄に、取材にもとづく私のコメントの一部が次の通り掲載されました。

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シニアビジネスに詳しい東北大特任教授の村田裕之さんは、「割引や特典を豊富にすることで返納が進めば、事故を防止し、高齢者にもメリットがある」と評価する。

ただ、都市部以外からは、サービスを利用したいが車がないからそこまで行けない、という声もある。村田さんは「交通を含めて、地方の高齢者がサービスを利用しやすくすることが重要だ」と指摘する。
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都市部で公共交通機関が発達しているところでは、健康であれば自家用車がなくても生活に不自由を感じることは少ないでしょう。しかし、地方はクルマへの依存度が高く、今回の記事のような免許返納した後の交通手段の確保が課題となります。

アメリカでは、NPOがレンタカー会社から使用済のクルマをタダ同然で譲り受け、ボランティアの運転手が高齢者を自宅から病院や買い物に連れていくという例がいくつかあります。利用者はタクシーを頼むよりも安い価格で交通手段を確保でき、好評です。

日本で同じことを実現しようとすると、現時点では多くの規制があり、事業として成り立たないようです。しかし、こうした移動の潜在ニーズはかなり大きいため、民間活力を活用しやすい規制緩和が求められるところです。

成功するシニアビジネスの教科書

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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