日刊工業新聞 2011年3月7日

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日刊工業新聞 2011年3月7日

副題に「相続・認知症・老人ホーム…について知っておきたいこと」とある。

米国に「サンドイッチ世代」という言葉があるそうだ。老いた親と養育義務のある子どもに挟まれた世代のこと。姑と嫁にも、会社では上司と部下に挟まれ苦労の多い40-50代の世代だ。  

多くのサンドイッチ世代は忙しく高齢期の問題を知る時間も、考える時間も乏しい。そこに老いた親の諸問題が突然降りかかる。対応は難しい。

シニアビジネスに詳しい著者は多くのトラブルを見て、事前に手を打てば問題発生を予防でき、起こってもダメージ軽減が可能なことを知り、「高齢の親とその家族が遭遇しうる諸問題」という視点から執筆した。

①70歳を過ぎたら元気なうちにやること②身体が不自由になってきたらやること③判断能力が不自由になってきたらやること④もっと根本的なトラブル予防策―の4部構成でやるべきことを説いている。 (ダイヤモンド社刊=03・5778・7240、1,575円)

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