頭で儲ける時代 11月号

新聞・雑誌

頭で儲ける時代 11月号

村田裕之
 
シニア市場の規模と特徴 ツボを押さえれば、お金を使う!
 
わが国の個人資産1400兆円の7割は50歳以上が保有するといわれている。
このため低成長時代の消費のけん引役として
シニア(50歳以上の年長者とする)の購買力
がここ数年注目されている。

確かに預金から負債を引いた賞味金融資産
でみると50歳を超えてから急に大きくなり、
65歳以上が最も大きい。
また、可処分所得でみても50代は全年齢層のなかで最も大きい。
さらに退職者には現役サラリーマンに比べて
時間にかなりの余裕がある。

しかし、シニア時代の財布のひもは意外に
固いのが現状である。

というのは保有財産の大半が消費に回らず、
貯蓄に回っているからである。
しかも、その貯蓄は最終的には遺産として
残される場合が多い。
この割合は、米国の4倍にのぼる。
従って、シニア=金余り・時間余りの消費者と
見なせるほど話は単純ではない。

とはいえ、若年層に比べてもともと資産をもており、実はそれなりのツボを押さえれば
お金を使う。そのツボとは
(1)将来不安に対する備え、
(2)自分の子・孫との関係性、
(3)自分らしい生き方の実現、を支援する商品・サービスである。

(本文より抜粋)

 

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

村田 裕之をフォローする
メディア新聞・雑誌
シェアする
村田裕之オフィシャルサイト
タイトルとURLをコピーしました