GRAN 2007年1・2月号

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2007年1・2月号 GRAN
 
「55歳以上の男性の姿が多く見受けられましたね。団塊世代とそれに続く50代の方々の高等教育、また学び直しヘの関心の高さを感じました」 そう語るのは、社会開発研究センター理事長で、多くのシニアビジネスの事業を手掛ける村田裕之さん。このプロジェクトのプロデューサー的役割を果たしている人物である。日本初となるこの企画に関西大学文学部が参加することになったのも、カレッジリンク型シニア住宅の国内での必要性を訴える村田さんの意見に強く賛同したことがきっかけという。

(中略)

「教授から生徒へ、という講義型の教育ではなく、ディスカッション形式を多く取り入れ、社会での実践を積んできた年配層の方からも多くを学べる双方向の環境作りを目指しています。そのような意味でも、若い学生にとって、通常の講義以上に有意義なものになると確信しています」と村田さん。

(中略)

そして何よりも、大学で学ぶ醍醐味のひとつとして、若い学生に交じってキャンパス生活を送る楽しさを味わってほしいと村田さんは話す。 「クラスはもちろんのことですが、学生で賑わう学食をはじめ、キャンパスでしか味わうことのできない雰囲気を実感してほしい。そして、大学という学び舎を、後半生を有意義に過ごす場にしていただきたいですね」

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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