毎日jp 楽コレ 2011年3月8日

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毎日jp 楽コレ 2011年3月8日
 
シニア世代向けビジネスのコンサルタントなど高齢社会研究で知られる村田裕之さん(村田アソシエイツ代表取締役、東北大特任教授、関西大学客員教授)が、「親が70歳を過ぎたら読む本」(ダイヤモンド社)を出版した。

老人ホーム選びや遺言書など、高齢期の親に関わる問題の対処方法をテーマ横断的に整理した実用書で、40代、50代の現役世代を対象にしている。  

現役世代の親が70代以上になると、病気による入院や認知症の発症、介護の必要性が出てくる。老人ホームや介護施設探し、入院や死去に伴う遺産相続などの問題が起きやすくなり、親の介護をどうするか、死後の遺産相続をどうするかなどで親族間でもめることもある。切実な悩みを抱える現役世代は、勤務先では業務の中核的存在で忙しく、これらの問題に知識や理解が乏しい。自分の親に何かあってから対処に着手するひとがほとんどだ。  

中高年向けビジネスの開発に関わる中で、こうしたトラブル事例に多く接してきたきた筆者は、事前に手を打てばある程度トラブルを予防でき、また起こったトラブルの影響を最小限に食い止めることができると著書で指摘する。

「相続」「介護」「老人ホーム」「成年後見制度」といった個別テーマの専門書は多いが、この本は、「高齢者の親とその家族が遭遇しうる諸問題」という切り口で、各テーマの勘どころを横串にしてまとめた。村田さんは「特に最近トラブルの多い老人ホームや介護施設の選び方では類書にはない独自の内容」とコメントしている。【小島昇】

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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