KUMON now! スペシャルインタビュー後半
公文教育研究会の人気サイトKUMON Now スペシャルインタビュー記事後半が掲載されました。本日公開ですが、またもアクセスランキング2位につけているようです。
インタビュー後半で自分が一番言いたかったことは次の部分です。
年を重ねるごとに、自分の思考の仕方、思考の深さ、物の見えかたが変わってくる
40歳を過ぎたころ、こういう仕事をしているせいもあるかもしれませんが、年をとるということの意味が具体的にわかるようになってきました。体のあちこちにガタがきて、介護など家庭問題が起きたりもします。20代で見えている世界、30代で見えている世界、40代で……と、どんどん視野が広がっていくんだなと理解するようになりました。
年を重ねるごとに、自分の思考の仕方、思考の深さ、物の見えかたが変わってくるのです。他人の立場がわかるようにもなりますし、若い時の自分の未熟さもよくわかります。今、私は57歳。もうすぐ60歳です。そうなったらまた、60代のものの見方ができるでしょう。年をとるのも悪くないという言葉の意味を実感できるようになりました。
そう考えると、スマート・エイジングは、「賢く年をとる」というよりは、「世の中の視野が広がる歳のとり方」「ものごとが起こることの意味がわかっていく生き方」といったほうが適切かもしれません。
ただ、歴史からもわかるように、思考の深まりは、年齢だけによるものではありません。
戦没した学徒兵の遺書を集めた遺稿集『きけ わだつみのこえ』には、二十歳にもならない若者たちの言葉が遺されていますが、とても成熟しています。「明日死ぬ」という状況、緊張感を持った時に書いているからでしょう。たとえ若くても、置かれた状況や時代環境によって思考は深まるということです。
(以上、KUMON now!スペシャルインタビュー後半より抜粋)
なお、後半の主な項目は次の通りです。
1. 「新しいこと」に挑戦しつづけ、常に時代の最先端の新規事業に従事
(1) なぜ、最初に就職した石油会社を辞めてフランスに自費留学したのか?
(2) 英語の習得で何が変わったか?
(3) 新規事業で思うようにいかない場合、どうするか?
2. 「運動」「認知」「栄養」「社会性」の4条件が人生100年時代を生きるカギ
(1) スマート・エイジングの4つの必要条件とは何か?
(2) なぜ、「会社軸」ではなく、「自分軸」で生きることが重要なのか?
(3) 自分の好きなことを見つけることが大切
3. 元気に明るく生きていく人たちを増やし、活気のある日本をめざそう
(1) 年を取るごとに何が変わってくるか?
(2) スマート・エイジングの本当の意味とは?
(3) 今取り組んでいることは何か?
(4) これからやりたいことは何か?
全文はKUMON now!のサイトをお読み下さい。