『シルバー産業新聞』
      半歩先の団塊シニアビジネス

 

発展途上国型の高齢化対策モデルの台頭

 
 

2010年4月10日号 第38回

村田裕之
 

昨年の一〇月一日、二日にシンガポールで開催された 「Asian Gerontology Experience Symposium」にスピーカーとして参加した。 このシンポジウムにはアジアの一五カ国から研究者、行政担当者、NPO、民間企業などの代表が集まった。

このシンポジウムに参加して気づいたことが二つある。 一つは、いよいよアジア各国も自国の高齢化の進展に目を向けざるを得なくなってきたこと。 もう一つは、高齢社会対策における 「発展途上国型モデル(Developing Model)」という考え方が台頭してきたことである。

「発展途上国型モデル」とは、経済発展途上国における高齢社会対策モデルのことをいう。経済先進国では、ある程度の経済成長の後に 社会の高齢化が進んだ。

これに対し、経済発展途上国では、 経済成長と高齢化とが同時に進んでいることが多い。この場合、先進国型の高齢社会政策が必ずしも 適用できないため、発展途上国に適した高齢社会政策が必要だ、というのが「発展途上国型モデル」の趣旨である。

(本文より抜粋)

 

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