『シルバー産業新聞』
      半歩先の団塊シニアビジネス

 

景気後退時に出現するビジネスとは?

 
 

2009年4月10日号 第26回

村田裕之
 

アメリカではスミスやウォルドマンのように五〇代から六〇代で大企業を辞め、リタイアするのではなく、独立して会社を起こし、働き続ける「ナノコーポ」が増えている。ナノコーポ(nanocorp)とは、微細を意味するナノと法人のコーポレーションとの造語だ。 ナノコーポにはもともと独立自営の人ももちろんいる。だが、近年の傾向は、それまで大手企業でサラリーマンだった人が退職・独立してナノコーポになる場合が増えていることだ。

(中略)

アメリカでSOHOが飛躍的に増えたのは80年代の景気後退の時期だった。大企業をリストラされた多くの人が自宅をオフィスにして働くようになったからだ。 このように景気後退は新しい働き方の価値観が生まれる契機となる。サブプライムローン問題を端に発した金融危機に伴う景気後退が広がっている現在は、見方を変えれば新しいワークスタイルが生まれてくる契機であり、社会構造が変わっていく遷移期間といえる。

 

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