2006年6月27日-29日 World Ageing & Generations Congress
世界エイジング・世代会議(World Ageing & Generations Congress)とは何か
世界エイジング・世代会議(World Ageing & Generations Congress)とは、高齢化、人口問題の“ダボス会議”と呼ばれるハイレベルの参加者が一同に集まる国際会議です。年に一度、スイスSt Gallen市(チューリッヒから車で一時間)で開催されます。2006年度は6月27日~29日に開催されました。
参加者のレベルが高いことが特徴で、これまでにシュミット元ドイツ首相、OECD雇用労働局長、MITエイジラボ所長など欧米各国のキーパーソンが参加しています。日本からも政治家、厚労省などから関係者が参加しています。
主催者はWorld Demographic Association。事務局はSt Gallen大学にあります。St Gallen大学は、ドイツ語圏の名門マネジメントスクールです。
私は、この分野の専門家として、2006年6月にスイスで開催の世界エイジング・世代問題会議にチェアマンとして招聘され、数年間その任に着きました。
ジャパンセッションでは、いきいき、NTTDoCoMo、弊社米国代表がプレゼン
私が主催で「Sharing Lessons on Business of Aging between Japan, the U.S. , and Europe」と題したジャパン・セッションを開催しました。
日本のシニアビジネスへの関心が高く、女性向け通販雑誌No.1の「いきいき」の複合事業戦略、NTTDoCoMoの「らくらくホン」の事業戦略に対して非常に多くの質問を受けました。
また、弊社米国代表のリチャード・アドラーから日米のシニア市場・トレンドの比較がなされ、日米欧のシニアビジネス比較を学べる貴重な機会となりました。
高齢化が進んでいるのは日本だけではありません。2030年までにアフリカ諸国などを除く世界の多くの国が、国連が定義する「高齢化社会(高齢化率が7%を超える)」になります。
このために、現在まだそれほど高齢化していない国でも、近年急速に高齢社会問題に対する関心が高まっています。