2005年5月10日 AARP Reinventing Retirement Conference Proceeding
リタイアメントという言葉は「自己の存在意義の喪失」を意味する
昨年の11月17日から19日にロンドンで世界最大の高齢者NPO AARPが主催し、ファイナンシャルタイムズが共催し開催された国際コンファレンス「Reinventing Retirement」 (リタイアメントの再創造) のレポートが公表されました。
日本人招待スピーカーとして参加した私もフルカラー1ページの写真でご紹介いただきました。
いま、アメリカだけでなく、ヨーロッパの先進各国で、老後の生き方が変わりつつあります。アメリカにおいては、リタイアメントという言葉は、”Loss of Identity”、つまり「自己の存在意義の喪失」と呼ばれています。
悠々自適型のハッピーリタイアメントは終焉
かつて、ハッピーリタイアメントと呼ばれた悠々自適型のライフスタイルではなく、年齢に関わらず、社会と深く関わり、自己の成長のために生きつづけるライフスタイルが求められています。
このコンファレンスでは、AARPの主催により、欧米各国の政策担当者、ビジネスマン、NPOのリーダーが一同に会し、21世紀の高齢社会のあり方について徹底的に議論しました。
AARPからは、ビル・ノベリ会長はじめ、主要メンバーが勢ぞろいするほか、各国のエイジング分野のトップクラスの専門家が集まりました。
コンファランスの様子は、AARP国際会議:世界の注目を浴びる日本をご一読ください