シニアの財布SNSで緩む 趣味の仲間集い奮発

日経 シニアの財布 SNSで緩む 新聞・雑誌
日経 シニアの財布 SNSで緩む

日本経済新聞  2013118日朝刊

年齢・性別・公開度合いで差があるシニアのSNS利用

118日の日経朝刊・消費面に「シニアの財布SNSで緩む 同年代で旅行/カメラ機種競う 趣味の仲間集い奮発」という記事が掲載され、私のコメントが最後の方に引用されました。

シニアのSNS利用と言う場合、二つの点で注意が必要です。一つはシニアと一口で言っても団塊世代よりも若い65歳以下の層と以上の層とではネットの利用率にかなり差があること。

もう一つは、SNSと言っても、不特定多数が入り乱れるツイッターなどより、誰が誰なのか顔が見えるクローズドな会員制サービスの利用度が高いことです。

特にフェイスブックは、65歳以上のアクティブ利用者はまだまだ少ないですが、それよりも若い年齢層ではそれなりに利用者が存在します。特に50代では高校時代や大学時代の同級生との交流の場「ネット同窓会」が頻繁に行われる傾向が見られます。

世代特有の嗜好性の観点で見ると、40代以上に見られる「ノスタルジー消費」、50代以上に見られる「解放型消費」と似たような行動と思われます。

以下、日経新聞記事からの引用

中高年向けに同好の士が集うSNSの利用が広がっている。ディー・エヌ・エー(DeNA)が運営する「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」の会員数は約29万人で、1年前に比べ1万人増えた。50歳以上限定とするシニアコム(東京・港)の「シニアコム.JP」も会員数は4万人で1年前に比べて1割増えた。

東北大学の村田裕之特任教授は「仕事や子育てが一段落すると、新しい経験・知識に対する意欲が高まる。いまの60代はとりわけ、その傾向が強い」と分析する。昨年の家計調査では、旅行などの教養娯楽サービスの支出額は、世帯主が60代の2人以上の世帯で月平均1万7965円。10年前に比べ6%増えた。

 参考文献:シニアシフトの衝撃

日経新聞の該当記事掲載サイト(有料会員限定)

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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