2004年7月13日 日刊ゲンダイ
米国に広がるナノコーポを紹介した「シニアビジネス」(ダイヤモンド社)の著者でビジネスコンサルタントの村田裕之氏が言う。
「ナノコーポを立ち上げた人の多くは、自分の専門分野で仕事をし、規模の拡大を目指さずマイペースで仕事をしています。自分一人でやっている人が多く、会社を辞めた50代、60代の元サラリーマンが中心。 (中略)」
村田氏によると、ナノコーポが増えてきたのは、ライフスタイルの変化が大きな理由だという。
その変化とは、組織に縛られずに自分でやれることをやって、たとえサラリーマン時代よりも年収が減ってもそれなりに楽しい人生を送りたいという中高年が増えてきていることだと指摘する。
米国でのナノコーポの増加は、日本の中年サラリーマンにも”いい刺激”だろう。そこで村田氏は企業家の向き不向きがひと目でわかる「ナノコーポ度」を診断できる10ヶ条を作成した。(中略)