『シルバー産業新聞』
      半歩先の団塊シニアビジネス

 

世界から注目を浴びる日本のシニアビジネス

 
 

2011年1月10日号 第47回

村田裕之
 

最近日本のシニアビジネスが世界から注目を浴びるようになってきたことを肌で感じる。一〇年前は明らかに米国の方が進んでいたと思う。

拙著「シニアビジネス 多様性市場で成功する一〇の鉄則」(ダイヤモンド社)を著した時は、正直言って日本での事例がまだ少なく、米国事例を中心とした内容にせざるを得なかった。だが、現在では日本企業の取り組みの方がバラエティに富み、すそ野が広がってきたように見える。

日本のシニアビジネスが世界から注目を浴びるようになったのには二つの理由がある。一つは、この一〇年で日本の高齢化が一段と進展し、世の中のニーズが顕在化して、企業による商品・サービス開発の取り組みが増えたことである。つまり、顧客の必要度が高くなったので、商品提供側も本気で商品開発に取り組むようになってきたからだ。

もう一つは、日本以外の多くの国でも高齢化が進展し、先を行く日本に自国のロールモデルを探ろうとする機運が高まったことにある。たとえば、イタリア、ドイツは、それぞれ日本に次いで二番目、三番目に高齢化率の大きい国であるが、シニアビジネスに対する取り組みはやっと始まったばかりである。

(本文より抜粋)

 

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