『シルバー産業新聞』
      半歩先の団塊シニアビジネス

 

「進化型」離床センサーの可能性

 
 

2009年12月10日号 第34回

村田裕之
 

現状市場に出回っている離床センサーには、大きく重力感知型と赤外線感知型の二つがある。重力感知型では対象者の体重を、赤外線感知型では対象者の動きをそれぞれ感知してベッドから起き上がった瞬間またはベッドから降りた瞬間を知らせるものだ。

ところが、対象者がベッドにいる際に容体がおかしくなった時、どちらの型のセンサーも施設スタッフや家族にその瞬間を知らせることができない。離床センサーの目的がベッドからの転落・転倒事故防止だとしても、転落・転倒以外の事故を防止できないのは木を見て森を見ず、配慮に欠けている気がしていた。

そんな時、(株)エヌウィック製の新しい離床センサーの存在を知った。このセンサーの既存品との大きな違いは、重力検知型でも赤外線検知型でもなく、対象者の心拍による体動を検知する「生体情報計測型」であることだ。

このため、対象者の離床の瞬間が精度良く検知できるだけでなく、対象者の容態の変化(心拍の乱れ、呼吸困難)を事前に連続的に計測できる。これは予防的な医療・介護行為が可能になることを意味する。この意味で、離床センサーの「進化型」と言える。

 

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