『シルバー産業新聞』
      半歩先の団塊シニアビジネス

 
日本におけるジェロントロジーの進むべき方向
 
 

2008年8月10日号 第18回

村田裕之
 

さらに、アメリカだけでなく、世界中が高齢社会・日本を注目している。隣の韓国でも今年から国による介護保険制度が始まる。この準備のためか、韓国に近い九州では、過去数年間、韓国から来客が大勢訪れ、介護施設などを見学していた。また、韓国のテレビでは、日本のシニアビジネスの事例をニュース番組などで頻繁に取り上げていた。日本の経験に学び、日本を越えよ、という意気込みで、介護保険制度導入前に日本からドイツ、北欧に視察団が頻繁に訪問した時の状況と似ている。

(中略)

以上でわかるように、一見、周回遅れのランナー日本は、実は、高齢社会のフロントランナーなのである。この構造を逆手にとって、アメリカで過去研究されてきた分野にとらわれず、アメリカの研究者すら気がついていない日本独自の実用的な知見を彼らに先駆けて蓄積し、彼らに発信するのである。このためには、わが国のジェロントロジーに次の三つの「変革」が必要だ。

 

お問い合わせはこちら

 
 
 
Copyright© Hiroyuki Murata  All Rights Reserved