『シルバー産業新聞』
      半歩先の団塊シニアビジネス

 
「時間の制約」からの解放でうまれる消費
 
 

2008年2月10日号 第12回

村田裕之
 

団塊世代がリタイア・モラトリアムを体験していくのに伴い、解放型消費は次のように段階的に進化する。
@時間解放消費(不の解消型→贅沢時間消費型→自己表現型)
A自分探し消費(情報収集型→文化体験型→人脈拡大型)
Bパーソナル・ミッション消費

(中略)

この消費は、まず、老後の「健康不安」や「経済不安」といった、「不の解消型消費」の分野で顕著に現れる。不の解消型消費の筆頭は、スポーツクラブだ。リタイア・モラトリアムが本格化すると、60歳前後の男性のスポーツクラブ人口は急増する。特に平目昼間の利用者が増えると予想される。なぜなら、60歳前後の男性なら必ず生活習誰何の一つや二つは特っており、老後の不安のトップは「健康不安」だからだ。

(中略)

「不の解消」に手を打ち、贅沢な時間の使い方を楽しんだ後は、これまで世間体や自分の立場を気にしてできなかったことや禁じられていたことをやる「自己表現型消費」に向かう。解放段階に達した人は、「自分が自分であること」や「自分自身を自由に表現すること」で、これまでにない快適さを味わうためだ。「自己表現型消費」の例には、いわゆる「おやじバンド」などの楽器演奏、文章執筆、俳句、写真、絵画などがある。

 

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