『シルバー産業新聞』
      半歩先の団塊シニアビジネス

 
「一人でも楽しめる」という価値に注目する
 
 

2007年7月10日号 第5回

村田裕之
 

団塊世代のサラリーマンにとって退職後の大きな変化は、生活リズムが「職場中心」から「個人中心」になることだ。

(中略)

こうした現実を踏まえると、今後確実なのは、職場や家庭や地域といった“群れ”から離れて「一人で時間を過ごす人」の割合が増えることだ。この点に着目すると新しいビジネスのアイデアが生まれやすい。

中高年対象の旅行サービス会社「クラブツーリズム」が200以上提供するクラブのうち、人気が高いものに「クラブ・ララ」がある。これは、夫婦や友人どうしではなく、一人で参加する人限定のクラブだ。人気の行き先は沖縄だという。一人ではなかなか行きにくい沖縄も、似たような境遇の人となら参加しやすいというわけだ。

(中略)

高齢社会とは実はこうした「一人者」が増える社会だ。だから「一人でも楽しめる」という価値が、これからの商品開発のカギとなる。

 

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